幸せのお裾分け

こんばんはjunkoです。

 

先日、88歳のお客様、お2人続けてお身体を触らせていただく機会がありました。

 

お1人は昔、南十字星の下で男性とダンスを踊った話をしてくださいました🌟

昔の海外旅行大変だったこと、今の円安なんて全然で。

「360円のころですか?」

「その前は600円ぐらいやってんから」

「ヒョエ〜‼️」

カラカラと笑われます。

「北海道行くのにも2週間がかり」

「えー」

「食事はおむすび2つ🍙にたくあんと玉子焼き」

 

今なら2週間あれば海外はどこでも行けます。

 

この時代の方は気持ちも身体も丈夫だった気がします。

色んな話の後

「私、今幸せなんやなぁ」と呟かれました🍀

 

そのあと、もぅ1人の88歳のお客様のお家に行くと、スヤスヤ眠っておられます。

どうしたもんかと、5分ほど悩みました。

日を改めるかぁ。

と思った時、ふとカレンダーを見ると

『マッサージ、コーヒーゼリー』

と書いてあります。

前回、「私の作ったコーヒーゼリー美味しいよ。先生にいっぺん食べてほしいねん」と言われてました。

 

これは、起こさないとと思い、少しだけ肩をゆすって、声をかけました。

「あっ、先生。私こけてん」

いきなりだったので寝ぼけてる(失礼ながら)と思いきや、本当にベッドから両膝をついて顔も青あざができたほどだったみたいです。

少し、日がたっておられますが、両膝は痛いとのことです。

「日を変えてくださったらよかったのに」と言うと「あちこち、ちゃうとこも痛いからやってほしくて、ホンマ落ち込んだわ」

「痩せましたか?」

「それが痩せへんねん。食欲だけはあって何食べても美味しいねん」

2人で笑い止まらずです。

「昨日、私88の誕生日🎂みんなでお祝いしてくれて、食べたで。ケーキも食べた、先生、私幸せやなぁ」🍀

88歳のお2人が「幸せ」と心から言ってくれたらこっちも幸せのお裾分けいただいた気分になれます。

 

コーヒーゼリーをいただきながら、足もあちこち痛いのに作ってくださったと思うと、胸熱くなります。

(写真撮り忘れましたが😅)

私が88歳まで運良く生きられたとして、自分の身体のことで精一杯のときに、人に何かをしてあげられるだろうか?

 

これは、心、律してのお裾分けもしてもらったようです。

 

 

前の記事

整いの秋

次の記事

秋の準備